アメリカのケンタッキーで起きた交通事故の現場を事故直後に撮影した写真が、今話題になっています。
この事故で、Motorcycle(オーストラリアではMotorbike)に乗っていた男性が亡くなったそうでなのですが、この写真に写っている白い影のようなものが、一体何なのかということで、様々な意見が寄せられています。
その主なものは・・・・
・Jesus Christ
・Mother Mary
・天国への導きのAngel
・男性のSpiritが肉体から出て天国に旅立とうとしている姿
・事故のショックで男性のSpiritが肉体から出て自分自身の様子やその場の状況を眺めている姿
・ただ単なるSmoke
皆さんは、この白い煙のようなものが何だと思いますか?
20 July 2016
24 June 2016
ノーシボ効果にご注意を!
Placebo Effect(プラシーボ効果)という言葉は、皆さんもご存知だと思いますが、Nocebo Effectという言葉はまだあまり知られていません。
Noceboとタイプすると、スペルが間違っていることを知らせる赤い下線が出るので、英語の辞書にもまだ載っていないようです。
Placebo Effectは、Sugar Pillを「これは鎮痛剤です」と伝えて患者さんに呑ませたら実際に痛みが消えるなど、効果がないはずなのに良い効果が出る場合のことを言いますが、Nocebo Effectはその逆で、Sugar Pillを呑ませて「この薬にはこんな副作用があります」と伝えると、副作用があるはずがないのに副作用の症状が出たりするなど、ネガティブな効果が出る場合のことを言います。
病気になって医者に行くとたいてい最悪のシナリオを聞かされますが、患者は医者を信頼し、医者の言葉を受け身で聞くので「治らない」「6か月の命です」とか言われると、それが真実でなくてもそうだと信じて(洗脳されて)しまい、実際に、医者から言われたとおりになってしまうことがあるので要注意です。
私事ですが・・・息子が生後6か月ぐらいの頃、気管支炎になって病院に入院した際、医者から渡された資料に、「赤ちゃんのときに気管支炎になる子のほとんどが慢性の喘息になる」というようなことが書いてあってビックリしました。幸い私は、決めつけて言われるとつい反発してしまう性格なので、「絶対にこの子は慢性の喘息にならない!」と自分で自分に言い聞かせることができましたが、「これを読む母親の多くがこの言葉を信じてしまうんだろうなあ」と思いました。
Smithonian.comのWhat is the Nocebo Effect?というタイトルの記事によると、Noceboによって死に至る可能性もあるそうです。Placebo 用の錠剤だと知らずに本物の錠剤だ思い、大量に呑めば死ねると思って26錠呑んで自殺を図った人が、大量に呑んでも何の影響もないはずなのに、血圧が下がりすぎて本当に死にそうになった、という例をあげています。
人間の心、思い、というのは私たちの想像以上のパワーを持っているので、Negativeなことを信じ込んでしまっていないかのチェック、本当に大切ですね。
Noceboとタイプすると、スペルが間違っていることを知らせる赤い下線が出るので、英語の辞書にもまだ載っていないようです。
Placebo Effectは、Sugar Pillを「これは鎮痛剤です」と伝えて患者さんに呑ませたら実際に痛みが消えるなど、効果がないはずなのに良い効果が出る場合のことを言いますが、Nocebo Effectはその逆で、Sugar Pillを呑ませて「この薬にはこんな副作用があります」と伝えると、副作用があるはずがないのに副作用の症状が出たりするなど、ネガティブな効果が出る場合のことを言います。
病気になって医者に行くとたいてい最悪のシナリオを聞かされますが、患者は医者を信頼し、医者の言葉を受け身で聞くので「治らない」「6か月の命です」とか言われると、それが真実でなくてもそうだと信じて(洗脳されて)しまい、実際に、医者から言われたとおりになってしまうことがあるので要注意です。
私事ですが・・・息子が生後6か月ぐらいの頃、気管支炎になって病院に入院した際、医者から渡された資料に、「赤ちゃんのときに気管支炎になる子のほとんどが慢性の喘息になる」というようなことが書いてあってビックリしました。幸い私は、決めつけて言われるとつい反発してしまう性格なので、「絶対にこの子は慢性の喘息にならない!」と自分で自分に言い聞かせることができましたが、「これを読む母親の多くがこの言葉を信じてしまうんだろうなあ」と思いました。
Smithonian.comのWhat is the Nocebo Effect?というタイトルの記事によると、Noceboによって死に至る可能性もあるそうです。Placebo 用の錠剤だと知らずに本物の錠剤だ思い、大量に呑めば死ねると思って26錠呑んで自殺を図った人が、大量に呑んでも何の影響もないはずなのに、血圧が下がりすぎて本当に死にそうになった、という例をあげています。
人間の心、思い、というのは私たちの想像以上のパワーを持っているので、Negativeなことを信じ込んでしまっていないかのチェック、本当に大切ですね。
26 May 2016
単なる偶然かシンクロか?
夕べ、アメブロの記事に「富士山はSacred Mountain」と書いた際に、つけていたTVで伊勢志摩サミットのために英語の勉強をしている生徒さんのインタビューをしていました。
テレビを観ていたわけではなくて、なんとなくつけていただけでブログを書くのに集中していたので、テレビで何をやっているかも全然意識してなかったんですけど、頭の中で「Sacredについて何を書こうかな・・・」と考えていたら、突然テレビから“Sacred”と言う英語が聞こえてきたんです。
ちょうど、「伊勢神宮が神聖な場所である」と英語で説明する練習をしていて、「Sacred=神聖な」みたいな文字が画面に出てビックリ! 正確には覚えてないですけど、”Ise is a sacred place"か、何かそれに似たような英文を練習していました。
というわけで、新たな疑問が!
こういうのって、単なるCoincidenceなんでしょうか? それともSynchronicityでしょうか?
皆さんは、どちらだと思われますか?
テレビを観ていたわけではなくて、なんとなくつけていただけでブログを書くのに集中していたので、テレビで何をやっているかも全然意識してなかったんですけど、頭の中で「Sacredについて何を書こうかな・・・」と考えていたら、突然テレビから“Sacred”と言う英語が聞こえてきたんです。
ちょうど、「伊勢神宮が神聖な場所である」と英語で説明する練習をしていて、「Sacred=神聖な」みたいな文字が画面に出てビックリ! 正確には覚えてないですけど、”Ise is a sacred place"か、何かそれに似たような英文を練習していました。
というわけで、新たな疑問が!
こういうのって、単なるCoincidenceなんでしょうか? それともSynchronicityでしょうか?
皆さんは、どちらだと思われますか?
16 May 2016
臨床催眠療法とは?
オーストラリアではHypnotherapistとしてちゃんとした資格を持っている人は、たいていの場合、政府から認められている催眠療法協会に所属しているのですが、催眠療法協会のメンバー資格を維持するためには、毎年20時間以上のSupervisionを受けなくてはならない、20時間以上技術・知識向上のための研修を受けなくてはならない、などの厳しい規定があります。
日本で「ヒプノセラピー」と言うと、「前世療法」などが有名で、ちょっと怪しいものであるかのように思っておられる人が多いようですが、オーストラリアでは、Clinical Hypnotherapistという職業が認められており、スピリチュアルではない人も、精神的・身体的な悩みや問題の解決のためにClinical Hypnotherapistを訪れます。
私の通った学校には、先生が3人いたのですが、そのうちの一人は自分で自分がAtheistだと言っていました。長年Forensic Scientistだった後にHypnotherapistになった人なので、「すべては科学で説明できる」、「催眠療法施術中にクライアントが経験するあらゆる現象はすべて脳の科学的な反応によるものだ」と固く信じていました。
その先生に、退行催眠の際に前世の場面を思い出すことがあることに関してどう解釈するか訊ねてみたら、「クライアントさん自身のRealityなので、その人が前世だと信じるなら、それはそれでいい。自分がそう信じるかどうかは関係ない。前世だと本人が理解してそれで悩みが解決するならそれでいいんだから」と言っていました。
オーストラリアの臨床催眠療法士の場合、セラピストがスピリチュアルな人であっても、スピリチュアルな発言を避けなければプロフェッショナルとして認められないのが現状です。政府の認定を受け、信用されるためには、どうしてもそうなってしまうのでしょう・・・
7 May 2016
あなたはどちらの生き方?
アルバート・アインシュタインが、
There are only two ways to live your life.
と言ったそうです。
ひとつは、“as though nothing is a miracle”という生き方で、もう一つは、
”as though everything is a miracle”という生き方。
人間の生き方には、二通りしかない、というのは、極端な言い方のようでもありますが、宇宙の神秘を物理学的に解明しようとしていたアインシュタインだからこそ、そのように感じていたかもしれません。
そもそも、Miracleって何?ということですが、Dictionary.comでは、このように説明しています。
1.
an effect or extraordinary event in the physical world that surpasses all known human or natural powers and is ascribed to a supernatural cause.
2.
such an effect or event manifesting or considered as a work of God.
「人間の力や自然の力では起こりえない超自然的な現象や出来事」というような意味ですが、先進国のインテリ層には、「この世にはMiracleなどない。すべては科学で説明できる」というような生き方をしている人たちが本当に多いですね。
世界的に見れば、ほとんどの人は、「ときどき、奇跡を感じる」「自分が奇跡だと思う体験をしたときだけ人間知を超えるものの存在を信じる」というような生き方をしているのではないかと思いますが、そういう私たちに対して、「この世のありとあらゆる現象のすべてがMiracle」だと感じながら毎日生きているかどうか、ということをアインシュタインが問いかけているのではないでしょうか?
世界的に見れば、ほとんどの人は、「ときどき、奇跡を感じる」「自分が奇跡だと思う体験をしたときだけ人間知を超えるものの存在を信じる」というような生き方をしているのではないかと思いますが、そういう私たちに対して、「この世のありとあらゆる現象のすべてがMiracle」だと感じながら毎日生きているかどうか、ということをアインシュタインが問いかけているのではないでしょうか?
29 April 2016
ポロック家に起きた奇跡
イギリスのポロック家に起きた奇跡のお話です。先日ご紹介したアメリカのコブル家に起きた奇跡とよく似ていてビックリです。
1957年の5月5日に、ポロック家の娘さんジョアナちゃん(11歳)とジャックリンちゃん(6歳)が友達と一緒に教会に歩いていく途中、車が歩道にいた3人にぶつかり、3人とも亡くなってしまいました。
両親は悲しみの中、再び子供に恵まれるように神に祈りました。 父親のジョンさんは、熱心なCatholic教徒だったのですが、Reincarnationを信じていたので、亡くなったジョアナちゃんとジャックリンちゃんが生まれ変わってくるように祈ったそうです。
1年も経たないうちに母親のフローレンスさんが妊娠し、医者は、赤ちゃんが一人だと診断したのですが、ジョンさんは、亡くなった二人が双子として生まれ変わってきたことを確信していました。
1958年10月4日に、双子の女の子、ジリアンちゃんとジェニファーちゃんが誕生。
亡くなったジャックリンちゃんの額には、自転車で転んでできた傷があったそうなのですが、ジェニファーちゃんの額にも、その傷に似たBirthmarkがあり、足にもジャックリンちゃんと同じBirthmarkがあったそうです。
家族は二人が生まれて3か月後に別な町に引っ越し、4歳ごろに再び同じ町に戻ってきたそうです。その際、ジリアンとジェニファーが知らないはずの、ジャックリンとジョアナが通っていた学校のことを「私たちの学校」と呼んだりするなど、その町のことをよく知っていました。
その他、お姉ちゃん二人が生前に遊んでいた人形やぬいぐるみの名前を知っていたり、エンジンがかかったまま停車している車の横を通った時に、「車がぶつかってくる!」と怯えながら叫ぶなど、ジョアナとジャックリンの生まれ変わりだとしか思えないようなことをよく語っていた二人でしたが、その前世の記憶も、5歳ぐらいからだんだんと薄れていったそうです。
1957年の5月5日に、ポロック家の娘さんジョアナちゃん(11歳)とジャックリンちゃん(6歳)が友達と一緒に教会に歩いていく途中、車が歩道にいた3人にぶつかり、3人とも亡くなってしまいました。
両親は悲しみの中、再び子供に恵まれるように神に祈りました。 父親のジョンさんは、熱心なCatholic教徒だったのですが、Reincarnationを信じていたので、亡くなったジョアナちゃんとジャックリンちゃんが生まれ変わってくるように祈ったそうです。
1年も経たないうちに母親のフローレンスさんが妊娠し、医者は、赤ちゃんが一人だと診断したのですが、ジョンさんは、亡くなった二人が双子として生まれ変わってきたことを確信していました。
1958年10月4日に、双子の女の子、ジリアンちゃんとジェニファーちゃんが誕生。

家族は二人が生まれて3か月後に別な町に引っ越し、4歳ごろに再び同じ町に戻ってきたそうです。その際、ジリアンとジェニファーが知らないはずの、ジャックリンとジョアナが通っていた学校のことを「私たちの学校」と呼んだりするなど、その町のことをよく知っていました。
その他、お姉ちゃん二人が生前に遊んでいた人形やぬいぐるみの名前を知っていたり、エンジンがかかったまま停車している車の横を通った時に、「車がぶつかってくる!」と怯えながら叫ぶなど、ジョアナとジャックリンの生まれ変わりだとしか思えないようなことをよく語っていた二人でしたが、その前世の記憶も、5歳ぐらいからだんだんと薄れていったそうです。
27 April 2016
幽霊に癒してもらった女性!?
少し古いですが・・・2013年の10月にイギリスで報道されたニュースです。
1975年の8月2日、当時Gall Bladder(胆のう)摘出手術後の回復が悪く、何か月もの間体調を崩していたダイアンさんは家族と一緒に避暑で来ていたNorfork地方のWorstead(ワーステッド)という村のSt.Mary's Churchに立ち寄りました。
そして、ダイアンさんがPewに座って、病気の快復を祈っている間、ご主人と息子さんは、教会の敷地内を写真を撮ったりしながら散歩したそうです。そして教会の中に戻ると、ダイアンさんがまだ祈っていたので、その様子を撮影しました。
ダイアンさんは祈っている間に、体全体がTinglingになり温かく心地よい感覚がして、気分がよくなったそうなのですが、そのことをあまり気にすることなくホリデーを終えて自宅に帰り、ホリデー中に撮影した写真のスライドショーをした際に、教会で一人で祈っていたはずのダイアンさんの後ろに映っている白っぽい服を着た女性らしき姿に気づいて、ビックリ!
翌夏に再びSt.Mary's Churchを訪ね、教会のVicarにその写真を見せると、「この教会には、『病人がいるとき白い女性(White Lady)のHealerが現れる』というLocal Legendがあるんです」と教えてくれたそうです。
ダイアンさんは、1975年のその経験以来、人生が転換し、詩を書くようになったそうです。そして、この写真を見るたびに、まるで昨日起きたことであるかのように、そのときのTingling Sensationを思い出すそうです。
このWhite LadyがGhostなのかAngelなのか私にはわかりませんが、温かい感覚があったなら、単なるGhostではなくAngelだったのではないでしょうかね?
このストーリーの詳細や写真は、英語のニュース記事をご覧ください。
***************************
Tingling(ティングリング)は、日常生活でよく使われる言葉ですが、辞書で調べてみると、「ひりひり、ちくちく、きりきり、ぞくぞく」などと訳されていて、この場合のTinglingとは、ちょっと意味が違うような・・・
日本語でピッタリの言葉が思いつきませんが、瞑想しているときに、両手から気(エネルギー)が出てちょっとピリピリ(?)感じるときの、あの感覚のことです。
My hands are tingling. とか、 I feel tingling all over my body.とか言うように使います。
1975年の8月2日、当時Gall Bladder(胆のう)摘出手術後の回復が悪く、何か月もの間体調を崩していたダイアンさんは家族と一緒に避暑で来ていたNorfork地方のWorstead(ワーステッド)という村のSt.Mary's Churchに立ち寄りました。
そして、ダイアンさんがPewに座って、病気の快復を祈っている間、ご主人と息子さんは、教会の敷地内を写真を撮ったりしながら散歩したそうです。そして教会の中に戻ると、ダイアンさんがまだ祈っていたので、その様子を撮影しました。
ダイアンさんは祈っている間に、体全体がTinglingになり温かく心地よい感覚がして、気分がよくなったそうなのですが、そのことをあまり気にすることなくホリデーを終えて自宅に帰り、ホリデー中に撮影した写真のスライドショーをした際に、教会で一人で祈っていたはずのダイアンさんの後ろに映っている白っぽい服を着た女性らしき姿に気づいて、ビックリ!
翌夏に再びSt.Mary's Churchを訪ね、教会のVicarにその写真を見せると、「この教会には、『病人がいるとき白い女性(White Lady)のHealerが現れる』というLocal Legendがあるんです」と教えてくれたそうです。
ダイアンさんは、1975年のその経験以来、人生が転換し、詩を書くようになったそうです。そして、この写真を見るたびに、まるで昨日起きたことであるかのように、そのときのTingling Sensationを思い出すそうです。
このWhite LadyがGhostなのかAngelなのか私にはわかりませんが、温かい感覚があったなら、単なるGhostではなくAngelだったのではないでしょうかね?
このストーリーの詳細や写真は、英語のニュース記事をご覧ください。
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Tingling(ティングリング)は、日常生活でよく使われる言葉ですが、辞書で調べてみると、「ひりひり、ちくちく、きりきり、ぞくぞく」などと訳されていて、この場合のTinglingとは、ちょっと意味が違うような・・・
日本語でピッタリの言葉が思いつきませんが、瞑想しているときに、両手から気(エネルギー)が出てちょっとピリピリ(?)感じるときの、あの感覚のことです。
My hands are tingling. とか、 I feel tingling all over my body.とか言うように使います。
21 April 2016
肉体の死と永遠の魂
ヘルメス思想の人生観は、「この地上の万象万物がtransitoryであり、 impermanentである」というものです。 これは、仏教の生老病死や諸行無常の教えととても似ていて、「この世のimpermanentなものの中に、 permanentなものを発見する」ことがこの世での大切な魂修行であるという考え方です。
"The Hermetica"の中から、「DeathとImmortality」について語られている部分の一部を訳してみました。 「亡くなった人の心の性質によってそれぞれに合った(波長が同じ)世界に行く。清らかで善なる魂だけが天上界へ行ける」という思想は、古代エジプト時代には、すでに文書として書き記されていたんですね。この思想は、「キリスト教徒だけが天国に行ける」という思想がヨーロッパを中心に広がる中、異端で危険な思想とされましたが、それでも砂漠の下を流れている地下水のように絶えることなく流れ続け、人々の心を潤してきました。
肉体の死と永遠の魂
生成の終わりが破壊のはじまり。
破壊の終わりが生成のはじまり。
地球上の万物は必ず破壊される。
破壊なしで創造はなし。
新しいものは古いものから生まれる。
人間にとって、時間は破壊者。
しかし、宇宙にとっては
時間は永遠に回転し続ける輪のようなもの。
物質的な形態は
現れては消えていく幻。
変化し続ける存在を、‘実在’と呼べるのか?
しかし、このはかない幻の存在は
目に見えない永遠なる実在から生まれる。
この世に生まれるということは、生命の始まりではなく
個別の意識の始まりにすぎない。
別な状態に変化することは死ではなく
その個別の意識の終わりにすぎない。
この真理を知る者は少なく、
死があらゆる悪の中で最も恐れるべきものだと信じる者は多い。
しかし死は
使い古した肉体の分解にしか過ぎないのだ。
この世での使命を果たし終わったものは、物質的な束縛から解放され、
心が浄化されて本来の神性を取り戻す。
肉体を脱ぎ捨てた後、
心はあらゆるこの世的な穢れから解き放たれて
本来の神々しい輝きを取り戻すのだ。
肉体を脱ぎ捨てて幽体をまとった魂は、
その人生の行いや思いに応じて
裁かれ、罰せられることになる。
魂は皆同じところへ行くわけでなく
無原則にあちこちに行くわけでもない。
それぞれの魂は
それぞれの性質に合った世界へ行くのだ。
善なる魂のみが
精神性が高く聖なる性質をもつ。
誰も傷つけたことなく
創造主を信じた魂は、
肉体を脱ぎ捨てた後に
光の体に宿る霊となって創造主に仕える。
人間の体が分解されるとき
まず物質的肉体が変化して見えなくなる。
活力エネルギーは大気に取り込まれ
肉体的感覚は宇宙に還り
新しく組み替えられて
別な用途に使われる。
そして魂は天の階層を登っていく。
第1層では、成長と腐敗から解放され、
第2層では、邪悪さやズルさ
第3層では、色欲と人間を惑わす欲望
第4層では、傲慢
第5層では、極端なずうずうしさや軽率
第6層では、貪りの心
第7層では、嘘・だまし・偽り
から解き放たれる
これら全てから解き放たれた魂は
本来の霊的力が蘇り
第8層へと昇っていく。
迎えの者たちと共に喜びあい、
天なる父への賛美歌を歌いながら。
第8層より上層世界にいる神々は
褒め讃えながら、それぞれの魂に呼びかける。
「神々にすべてを任せ、創造主と一体となり、自らが神となりなさい」
これが最高の善なり。
これが真なる智慧の極致なり。
不滅の魂に目覚め、自らも神となった魂は、
自らの魂の輝かしい勝利を
神々と共に踊り、歌い祝う。
8 April 2016
父島沖で戦死したパイロットの生まれ変わり!②
ジェームスは、自分の操縦する戦闘機が最後に飛び立った空母の名前、戦友たちの名前を詳細に覚えていました。
戦闘機のエンジンに弾があたって墜落し、炎上した機体に閉じ込められたまま亡くなったときの様子なども、当時の様子を目撃した人の証言とまったく同じだったそうです。
前世でのお姉さんアニーが、弟の遺品をジェームスにプレゼントしたとき、その中にお母さんが弟が2歳のときに描いた絵があったそうなのですが、
その絵を見たジェームスが、「お母さんが描いたアニーの絵は?」と訊ねたそうです。お母さんが、アニーが2歳のときにも、同じような絵を描いたそうなんですが、その話は、家族しか知らないことでした。
ジェームスの家族は、父島へ行き、James Hustonの魂を弔う儀式を行いました。
James Huston が亡くなった場所へ行き、深い悲しみで泣き崩れたジェームス君でしたが、それがClosureになり、Unfinished Business(思い残したこと、やり残したこと)を終えることができたのか、その後悪夢で死の恐怖にうなされることがなくなり、ジェームスの描く絵も、戦闘のシーンから、平和的なものになったのだそうです。
動画の中にあった11歳のジェームス君からのメッセージ・・・
I hope that it helps people understand the meaning of how precious life is....how fast it can just blow away.....and I also hope that it'll open people's eyes up to the fact that reincarnation can happen ... it is a possibility and it's not a lie.
僕のこのストーリーが、「命がどんなに尊いものなのかということ、人生があっという間に終わってしまうということ、転生輪廻が嘘ではなく事実だということを皆さんに理解していただく助けになることを願っています。
戦闘機のエンジンに弾があたって墜落し、炎上した機体に閉じ込められたまま亡くなったときの様子なども、当時の様子を目撃した人の証言とまったく同じだったそうです。
前世でのお姉さんアニーが、弟の遺品をジェームスにプレゼントしたとき、その中にお母さんが弟が2歳のときに描いた絵があったそうなのですが、
その絵を見たジェームスが、「お母さんが描いたアニーの絵は?」と訊ねたそうです。お母さんが、アニーが2歳のときにも、同じような絵を描いたそうなんですが、その話は、家族しか知らないことでした。
ジェームスの家族は、父島へ行き、James Hustonの魂を弔う儀式を行いました。
James Huston が亡くなった場所へ行き、深い悲しみで泣き崩れたジェームス君でしたが、それがClosureになり、Unfinished Business(思い残したこと、やり残したこと)を終えることができたのか、その後悪夢で死の恐怖にうなされることがなくなり、ジェームスの描く絵も、戦闘のシーンから、平和的なものになったのだそうです。
動画の中にあった11歳のジェームス君からのメッセージ・・・
I hope that it helps people understand the meaning of how precious life is....how fast it can just blow away.....and I also hope that it'll open people's eyes up to the fact that reincarnation can happen ... it is a possibility and it's not a lie.
僕のこのストーリーが、「命がどんなに尊いものなのかということ、人生があっという間に終わってしまうということ、転生輪廻が嘘ではなく事実だということを皆さんに理解していただく助けになることを願っています。
6 April 2016
父島沖で戦死したパイロットの生まれ変わり①
(2年前にアメブロで掲載した記事を再編集したものです)
新聞の記事になったりTV番組で紹介されたことのある有名な話なので、ご存知な方も多いと思いますが・・・
欧米で転生輪廻が真実であるかどうかが議論される際に、転生輪廻を信じる人たちがそのEvidenceとしてよくとりあげる実例です。
Reincarnation のCycleは、平均300年ぐらいだと言われていますが、戦争や事故などで若くして亡くなった場合や、特別な使命があって生まれ変わる場合、幼くして病気で亡くなった場合などには、数年から数十年後に生まれ変わることがあることが知られています。
World War II時、21歳の若さで戦死した米軍パイロットのJames Huston Jr.の場合は、約60年後にJames Leiningerとして生まれ変わってきました。
James君は、2歳ごろから、戦闘機が爆弾を落としたり、パイロットがバラシュートで落下したりしている絵を描きはじめたそうです。
この絵は、3歳のときに描いた絵。

まだ3歳なので自分の名前が書けるはずがないのに、「James 3」と書き、両親を驚かせました。お父さんが、「どうしてJames 3なの?」と訊ねたら、「僕は3人目のJamesだから」と答えたのだそうです。
お父さんは敬虔なChristianで、転生輪廻を信じていなかったので、Jamesの語るJames Hustonとしての人生が彼の前世ではないことを証明するために、James Hustonのときの記憶を検証する作業を始めました。
ところが、戦闘機が墜落した場所やそのときの状況、戦友や家族の名前、その他諸々の詳細が完全に一致したうえ、James Hustonでなければ知るはずのない事実も、Jamesが知っていたため、生まれ変わりを認めざるをえなかったのだそうです。

(James Hustonのお姉さんに会ったときの写真左と、James Huston と二人のお姉さん写真右)
ジェームスが前世でのお姉さんアンさんに初めて会ったとき、アンさんのことを、「アン」ではなく、「アニー」(James Hustonは生前、お姉さんをアニーと呼んでいた)と呼び、「もう一人年上のお姉さんがいたはずだけど・・」と語ったそうです。
(次回に続く・・・)

欧米で転生輪廻が真実であるかどうかが議論される際に、転生輪廻を信じる人たちがそのEvidenceとしてよくとりあげる実例です。
Reincarnation のCycleは、平均300年ぐらいだと言われていますが、戦争や事故などで若くして亡くなった場合や、特別な使命があって生まれ変わる場合、幼くして病気で亡くなった場合などには、数年から数十年後に生まれ変わることがあることが知られています。
World War II時、21歳の若さで戦死した米軍パイロットのJames Huston Jr.の場合は、約60年後にJames Leiningerとして生まれ変わってきました。
James君は、2歳ごろから、戦闘機が爆弾を落としたり、パイロットがバラシュートで落下したりしている絵を描きはじめたそうです。
この絵は、3歳のときに描いた絵。

まだ3歳なので自分の名前が書けるはずがないのに、「James 3」と書き、両親を驚かせました。お父さんが、「どうしてJames 3なの?」と訊ねたら、「僕は3人目のJamesだから」と答えたのだそうです。
お父さんは敬虔なChristianで、転生輪廻を信じていなかったので、Jamesの語るJames Hustonとしての人生が彼の前世ではないことを証明するために、James Hustonのときの記憶を検証する作業を始めました。
ところが、戦闘機が墜落した場所やそのときの状況、戦友や家族の名前、その他諸々の詳細が完全に一致したうえ、James Hustonでなければ知るはずのない事実も、Jamesが知っていたため、生まれ変わりを認めざるをえなかったのだそうです。

(James Hustonのお姉さんに会ったときの写真左と、James Huston と二人のお姉さん写真右)
ジェームスが前世でのお姉さんアンさんに初めて会ったとき、アンさんのことを、「アン」ではなく、「アニー」(James Hustonは生前、お姉さんをアニーと呼んでいた)と呼び、「もう一人年上のお姉さんがいたはずだけど・・」と語ったそうです。
(次回に続く・・・)
3 April 2016
人間の創造について
日本ではあまり知られていませんが、15世紀にイタリアのフローレンスを中心に起きたRenaissance"が起きたのは、ヘルメス文書が発見されたことがきっかけでした。Renaissanceは、「再生」「復興」という意味ですが、これは、「ヘルメス思想をもとにした高度な精神学問・芸術の復興」を意味しています。
The Hermeticaの著者は、こう語っています。
".....the writings attributed to Hermes/Thoth have been immensely important in the history of Western thought. "
キリスト教の教会による異端審判などが原因で、ヘルメス思想はルネッサンス後、表に出られない陰の存在となってしまいましたが、神秘思想として西洋の偉人たちをinspire し続けてきました。
The Hermeticaの中から、創造について語っている箇所を翻訳してみました。「真理」というものは、まったく古くならないものですね。
The Hermeticaの著者は、こう語っています。
".....the writings attributed to Hermes/Thoth have been immensely important in the history of Western thought. "
キリスト教の教会による異端審判などが原因で、ヘルメス思想はルネッサンス後、表に出られない陰の存在となってしまいましたが、神秘思想として西洋の偉人たちをinspire し続けてきました。
The Hermeticaの中から、創造について語っている箇所を翻訳してみました。「真理」というものは、まったく古くならないものですね。
創造について深く考える
神に願いなさい。
あなたの意識を神の光が照らし、
その崇高なる御姿を
想いとしてつかむ力を与えるように。
目に見えないものは、
同じように目に見えない想念でしか
見ることができない。
想念を見ることができないのに
神を見ることができると思うのか。
しかし、自分の心で神を見ようとするならば
神はためらうことなく
あなたの前に現れる。
神は大宇宙の万物を通して
その御姿を現す。
そうすることによって、
あなたがた人間が、
神の姿を目で見ることができるから。
両手でつかむことができるから。
想いを通して心を知ることが
できるのと同じように
創造物を通して創造主を知ることができる。
これが創造の目的。
神は常に創造し続けている。
だから常に神を見ることができる。
我々は父なる神を知ることができる事実を
知り、驚き、感謝すべし。
神を知りたくば
神について深く思慧すべし。
神をその目で見たくば
宇宙の精妙なる秩序を見るがよい。
少し考えてみなさい。
あなたが子宮の中でどう創られたかを。
その巧みな技術に思いを馳せ
神の御姿に似たそんな美しい姿を
誰が創ったかを考えてみよ。
誰が丸い目を描いたのか。
誰が鼻や耳に穴を開けたのか。
誰が筋肉を作って
それらをしっかりと結び繋いだのか。
誰が骨を組み、肉を皮で包んだのか。
誰が指を一本一本に分け
足の裏を平らにしたのか、
誰が体の美しさを外に出し
醜い内臓を中に隠したのか。
ひとりの人間を創るために
どれだけ多くの巧みな工夫がされているのか。
彫像や肖像画は
彫刻家や画家なしには生まれない。
なのに、このような崇高な作品に
造物主がいないというのか。
31 March 2016
コブル家に起きた奇跡
2007年にアメリカのCoble家に起きたtragedyと miracleの話です。
左の写真が7歳になったtripletsのAshleyちゃんとJake君とEllieちゃん、右の写真が事故でなくなったお兄ちゃんとお姉ちゃんなのですが、三人とも、それぞれ顔がそっくりではありませんか?
写真を見ただけでは、性格までそっくりなのかはわかりませんが、事故でなくなった三人が生まれ変わってきたのでは?と思うほど、よく似てますね。
![]() |
Facebook Naji.com |
2007年の5月にお母さんのLoriさんが5歳のKyle君と4歳のEmmaちゃんと2歳のKatieちゃんを乗せて車を運転していたときに、後ろから大型トラックに衝突され、子供たちが亡くなるという悲劇が起きました。
その後IVFでLoriさんが妊娠し、事故の約1年後に三つ子(男の子一人、女の子二人)を無事出産しました。ご両親は、「天国にいる子供たちがこの奇跡を起こしてくれたにちがいない」と信じているそうです。
![]() |
Facebook Children Gone too soon |
![]() |
Facebook Pregnancy Corner |
写真を見ただけでは、性格までそっくりなのかはわかりませんが、事故でなくなった三人が生まれ変わってきたのでは?と思うほど、よく似てますね。
27 March 2016
古代ギリシャ人はエジプトに留学していた!?
古代ギリシャの偉人たちがエジプトへ留学し、寺院で秘儀や真理を学び、イニシエーションを受けていたらしい・・・というちょっと難しい話です。
プラトン(Plato /pleɪtoʊ/ プレイトウと発音、前428頃-前348頃)やSocrates(ソクラテス 前469-前399)の時代以前から、ギリシャ人はエジプト人のことを「太古からの智慧を受け継ぎ、守り伝える者」として尊敬していたため、ギリシャの偉大な賢人たちの多くが、イシス信仰やオシリス信仰の寺院でイニシエーションを受けて秘儀を授かるためにエジプトを訪れたそうです。
前1世紀頃のギリシャの歴史家ディオドロスは、エジプトのSaisが「アテナイ人の建設した都市だ」と記録し、「歴史の父」へロドトス(前485頃-前420頃)は、「サイスにオシリスの墓があった」と記録しています。
プラトンは、ギリシャの「七賢人」の一人と言われる政治家ソロン(前638頃-前588頃)が、見聞旅行で訪れたサイスの寺院で神官からアトランティス伝説を教わったと伝えていて・・・
著作『ティマイオス』『クリティアス』の中で、「ソロンがエジプトを訪れた際に、9000年間神官から神官へと伝授され続けてきた秘儀や智慧のあまりの偉大さに、ギリシャ人がまるで幼児のように感じられた」と述べています。
ソロンはサイスの寺院で「ギリシャ人の誰よりもギリシャの歴史に詳しいエジプトの神官に出会ったのだそうです。
新プラトン学派のシリア人哲学者イアンブリコス(245-325)は、古代ギリシャの数学者・哲学者のピュタゴラス(Pythagoras米語pɪˈθæɡərəs/;英語 /paɪˈθæɡərəs/ パイサゴラスと発音、前528-前496)が、エジプトの寺院へ留学してイニシエーションを受け、22年間神官の指導を受けながら、秘儀や幾何学などを学んだと述べているほか、ピュタゴラスとプラトンがエジプトの神官の助けを借りて、「ヘルメス(トート)の石碑」の文章を読んだと記述しています。
25 March 2016
Happy Easter!?
今日は、Easter Fridayで、Jesus Christの復活を祝う復活祭の最初の日。キリスト教圏の国では、クリスマス(Jesusの生誕を祝う)に次ぐ大切な祝日です。
Easter Weekend は、移動祝日で、Easter FridayからEaster Mondayまでの4日間がPublic Holidayになるのですが、毎年どの週末がイースターになるかが違います。
春分の後の最初の満月の日の次の日曜日がイエス・キリストの復活日だと決められているからなんです。
いつをイースターにすべきかは、紀元325年に開かれた第1ニカイア公会議で正式に決められました。
初期キリスト教では、まだ教義が確立しておらず、宗派によって、キリスト論や三位一体論などについても、異なる解釈があったため、ニカイアで全キリスト教会からの代表者が集まって教義を確立し、それに反する考え方を異端として排斥することを決めました。
その公会議の議題のひとつが、イースターをいつにすべきか、ということだったんです。
Early Christian (原始キリスト教徒)がイースターを祝っていた歴史的な記述は一切なく、教会がイースターを祝い始めたのは2世紀ごろだと言われています。
ペイガン起源説について調べてみると・・・
バビロニア時代にまで戻る話もあって、それぞれ少しストーリーが違ったりして、真実が何なのかよくわかりません。 Youtube動画もいくつか観てみましたが、「Easterは異端の祭りだから教会がイースターを祝うのは止めるべきだ」という主張のちょっと怖い動画もありました。
一般に知られているのは、8世紀の神父Bedeの説で、ゲルマン族の神話の春の女神Eostre(Ostara)に由来するというもの。
この(左)100年ぐらい前に描かれたイースターの絵からもわかるように、伝統的なイースターのお祝いには、キリスト教の色が薄く、イースターが春の訪れを祝う庶民のお祭りであることには間違いようです。
卵は、New LifeやRebirth (再誕)ウサギはFertility(多産)のシンボル(ただし、これにも諸説があります)
というわけで、欧米諸国、特に寒い地方では、長い冬が終わって春になったことを喜び祝う意味の強い祭日なのですが、南半球のオーストラリアは、四季のない地方が多いうえ、四季があるところでも、イースターは春ではなく秋。
クリスマスは真夏だし、復活祭(春祭り)は秋だし、南半球にいると、季節感が逆であまり雰囲気が出ません。
20 March 2016
あなたの魂は何色?
“The soul becomes dyed with the colour of its thoughts.”
-Marcus Aurelius 'Meditations'
![]() |
1792年に出版された「自省録」の英訳本 |
ストア哲学(Stoic Philosophy) などの学識に長けていたマルクス・アウレリウスは、軍事よりも学問を好み、その智慧で国をよく治めたとしてローマ帝国時代の五賢帝の一人とされています。
マルクス・アウレリウスの著作『自省録』は、英語ではMeditationsと翻訳されていますが、ギリシャ語でのタイトルは、Τὰ εἰς ἑαυτόν Ta eis heautonで、これを直訳すると "[that which is] to himself" という意味なのだそうです。 自分自身がストア哲学などから学んだことや気づいたことを書き記したもののようです。
この“The soul becomes dyed with the colour of its thoughts.”のdyed のdyeは、「染める」と言う意味ですが、dieと発音が同じです。日本語に直訳すると、「心の中の思いの色によって、魂が染まる」というような意味でしょうか・・・ もしかしたら、マルクス・アウレリウスは、オーラや人の思いの色を見ることができたのかもしれませんね?
意訳すると・・・
「どのようなことを思い、考えているかによってその人の魂がどういう魂かがわかる」
「思いを変えれば魂も変わる」
「魂の向上を目指すものは、その思いがどういう思いであるかを常に点検せよ」
というような感じになるでしょうか?
皆さんは、これがどういう意味だと思われますか?マルクス・アウレリウスが、2000年も昔に、どんなことを考えながら書いたか気になりますね。
9 March 2016
ヘルメスのイニシエーション
先日ご紹介した”The Hermetica-The Lost Wisdom of the Pharaohs”(ヘルメス文書ー失われたファラオの智慧)の中に、ヘルメスが受けたイニシエーションについて書かれた箇所があります。 翻訳すると、だいたい下のような感じになります。 何千年(何万年?)経っても新鮮な、この不変の真理を感性で感じてみてくださいね。
ヘルメスのイニシエーション
神秘的な眠りの中、感覚が一時的に停止した。
疲れて眠気に襲われたわけでなく 意識がはっきりとしている空虚感。
体から解き放たれ、想いと共に舞い上がった。
どんどん上がっていった。
すると、
広大な無限なる存在らしきものが 私を呼んだ。
「ヘルメスよ。何を求めているのだ」
「どなたですか」
そう私はたずねた。
「我は導きの者 - 最大にして最高の心
唯一なる神の想いそのもの。
我はいつでもどこでもおまえと共にいる。
おまえの望みを知っている。
訊ねたいことを心に思い浮かべなさい。
そうすれば答えが得られるだろう」
「実在なるものの本質についてお示しください。
どうか私に神の智慧を授けたまえ」
するととたんに周りが変化した。
一瞬にして実在なるものが開き 無限に広がった。
すべてが光に溶け込み
唯一なる喜びあふれる愛と一体になっている。
だが、光は暗く厳しい影を落とし
下へ下へと降りていき
それが絶え間なく揺らぐ水のようなものになり
無秩序に揺れ動きながら
モクモクと煙のように広がった。
そして私は、何とも言えない哀歌を聞いた。
光から別れたことの悲しみの声。
そのとき光が言葉を発した。
そして無秩序の水の揺れが静まった。
導きの者がたずねた。
「このヴィジョンの秘密がわかるか。
我は光 - 神の心。
可能性を秘めた無秩序の暗い水よりも古い昔から存在したもの。
無秩序を静める、我が言葉が神の子。
美しい秩序の理念。
万物と万物の調和。
最初から存在した心、
それが言葉の親。
おまえも経験したように 人間の心が言葉を生む。
心と言葉は別けることができない。
生命が心と言葉によってできているから。
さあ、心を光にしっかりと向け 光と一体になれ」
神はこう語ると 私の心の奥をのぞいた。
すると、光の中に存在する無限の力が、
永遠であり秩序のある世界を創る様子が
想念として見え、驚き震えた。
私は見た。
形のあるものが何もない深く無秩序な水の暗闇に、
精妙で知性ある神の一息が吹き込まれ
すみずみまで浸透していくのを。
神の言葉が肥沃な水に落ち、 あらゆる形態を身ごもらせた。
調和の言葉から四大元素が生まれ、
それらが結合して生物が現れた。
火の元素は星座として発現し、
七つの天体を司る神々は
永遠に天界をぐるぐる回転している。
そのとき'言葉'が
自然の元素から別れて上昇し
創造主の心と再び一体となった。
知性に欠ける物体のみを残して。
導きの者は言った。
「おまえは宇宙誕生以前の 限りなく古くから存在する理念を見た。
神の意志によって 自然の元素が生まれた。
最初の想いの投影として
可能性を秘めた水の中で。
これが宇宙の万物の第一原理。
神の言葉は創造の理念
最高なる無限の力
万物を養い育てる力
それによって宇宙は創られた。
私はおまえにすべてを見せた。
何を待っているのだ。
おまえの得た智慧を
ヒエログリフで 神聖なる寺院の石版に刻め。
神の知識の贈り物を 受けるに値する者たちの
スピリチュアル・ガイドとなれ。
さすればおまえを通して
神は人類を救うことができるであろう」
最高なるヴィジョンを与えてくださった 神への感謝で
胸がいっぱいになった。
神への尊敬の思いを込めて私は祈った。
「神よ、どうか私が、神の智慧から 落ち去ることがありませんように。
闇に生きる者たちを照らすために 常にあなたの智慧と一体であれますように」
そのとき、自らの内に秘める神の力で
私は語りはじめた。
神から遠ざかった者たちは 私の言葉をあざ笑った。
しかし私のもとに跪いた者たちもいた。
私はその者たちに言った。
「さあ、立ちなさい。
そして 智慧の種を授かりなさい。
私はあなたの心に智慧の種を蒔きましょう」
”The Hermetica-The Lost Wisdom of the Pharaohs” by Freke & Candyからの抜粋 (翻訳:マサコ・スミス)
4 March 2016
ニュートンとキリスト教
![]() |
研究室の家事で20年分の研究書類を失ってしまったニュートン この絵は、1874年に描かれたものだそうです。 |
ニュートンは、自分自身を「聖書を正しく理解する使命のために神に選ばれた人のひとり」だと信じていたのだとか。
聖書の言葉の奥に潜む真理を知ろうと、ヘブライ語を学んで、ヘブライ語版の原典を研究したのだそうです。
聖書の言葉や記述に隠されているとされる暗号「バイブル・コード」の調査や解釈に生涯の多くをささげたことが知られています。
特に、ヨハネの黙示録の解釈に重点を置いて、自分なりの解釈を詳しく述べた草稿も残しています。
ニュートンにとっては、神は単なる創造主ではなく、永遠に宇宙の調和と発展を維持し続けている存在であり、神仕組みの解明(真の科学知識)が社会の道徳的な改善につながると信じていました。
ニュートンの自然科学研究はキリスト教の信仰を基にしたものだという考え方が近年まで一般的でしたが、実際には、教会のdogmaに対して異端な考えを持ち、「Trinity (三位一体)」を否定していたのだそうです。「根源の神のみが完璧である」と信じていたためです。
でも、ケンブリッジ大学で研究を続けるために、教会の教義に反する考えを、生前に公にすることはありませんでした。当時、ケンブリッジ大学に在籍するためには、敬虔なAnglicanでなければならなかったからです。
ニュートンの死後、10 million words (小説本100冊分ほど)もの、錬金術などに関するmanuscriptが発見されましたが、「物理学者としてのニュートンのイメージに合わない」ということで公にされませんでした。
その後、1936年にオークションされ、経済学者のKeynesらが購入し、現在は、その多くが、エルサレムのJewish National and University Libraryで保管されているそうです。
1 March 2016
ニュートンはヘルメティストだった!?
(先日の記事の続です)
ヘルメスが刻んだとされている伝説のエメラルド・タブレット(Emerald Tablet)は、現物がどこにあるのか謎のままですが、その碑文とされるものは中世の錬金術師らによって翻訳され、複数残っています。
その翻訳のうち、アイザック・ニュートンが英語に翻訳したものがとても有名です。
1. これは真実、偽りなしの確かな真実。
2. 唯一なるものの奇蹟は、「下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし」の原理による。
3. 万物は唯一なるものの熟慮(瞑想)によって唯一なるものから生じた。ゆえに万物は適応することによって唯一なるものから生まれた。
4. 太陽はその「父」、月はその「母」。
5. 風はそれを体内に宿し、大地はそれを育てる。
6. 全世界の完璧なる被造物すべての父はここにいる。
7. その力は完全である。もしその力が大地の力に変わるならば。
7a.偉大なる勤勉さで、地から火を、粗雑なものから精妙なものを快く分かつ。
8. それは地から天へ昇り、そしてまた天から地へ降りる。それによって優れたものと劣ったもの、すべての力を身に付ける。
9. これによって、汝は宇宙の栄光(神の叡智)を手に入れるだろう。そして、(その叡智によって)すべての不明瞭が消え去るだろう。
10.その力はすべての力を超越する。なぜなら、それはあらゆる精妙で神秘的なものを支配し、あらゆる固体を貫く力だから。
11a.このようにして世界は創造された。
12. この真理を知ることによって、ここに示されている手段(または過程)の驚くべき適応(奇蹟)が生まれる。
13. 我はヘルメス・トリスメギストス。全世界の哲学の三部分をもつゆえに、この名で呼ばれる。
アイザック・ニュートンがオカルト研究をしていたこと、錬金術師であり、Hermetist (ヘルメティスト)であったことが欧米諸国では知られています。
ニュートンの錬金術書を収集していた経済学者Keynes(ケインズ)は、ニュートンのことを、「 ”the first king of reason”(理性の時代の最初の偉人)ではなく、“the last of the magicians”(最後の魔術師)だ」と書き遺しているのだそうです。
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1606年にHenrich Khunrathが描いたとされる エメラルド・タブレットの想像画 |
その翻訳のうち、アイザック・ニュートンが英語に翻訳したものがとても有名です。
ニュートンによる『エメラルド・タブレット』の英訳(1680年)
1. Tis true without lying, certain & most
true.
2. That which is below is like that which is
above & that which is above is like that which is below
to do the miracles of one only thing.
3. And as all things have been & arose
from one by the meditation of one: so all things have their birth from this one
thing by adaptation.
4. The Sun is its father, the moon its
mother,
5. The wind hath carried it in its belly, the
earth its nurse.
6. The father of all perfection in the whole
world is here.
7. Its force or power is entire if it be
converted into earth.
7a. Separate thou the earth from the fire,
the subtle from the gross sweetly with great industry.
8. It ascends from the earth to the heaven
& again it descends to the earth and receives the force of things superior
& inferior.
9. By this means you shall have the glory of
the whole world & thereby all obscurity shall fly from you.
10. Its force is above all force, for it
vanquishes every subtle thing & penetrates every solid thing.
11a. So was the world created.
12. From this are & do come admirable
adaptations where of the means (or process) is here in this.
13. Hence I am called Hermes Trismegist,
having the three parts of the philosophy of the whole world.
14. That which I have said of the operation
of the Sun is accomplished & ended.
これを和訳すると、下のような感じになるかと思います。何のことを意味しているのか謎の文がたくさんありますが、この謎性が、中世のヘルメティストたちを魅了したのかもしれませんね。2番の「下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし」がHermetismで最も有名な思想です。
1. これは真実、偽りなしの確かな真実。
2. 唯一なるものの奇蹟は、「下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし」の原理による。
3. 万物は唯一なるものの熟慮(瞑想)によって唯一なるものから生じた。ゆえに万物は適応することによって唯一なるものから生まれた。
4. 太陽はその「父」、月はその「母」。
5. 風はそれを体内に宿し、大地はそれを育てる。
6. 全世界の完璧なる被造物すべての父はここにいる。
7. その力は完全である。もしその力が大地の力に変わるならば。
7a.偉大なる勤勉さで、地から火を、粗雑なものから精妙なものを快く分かつ。
8. それは地から天へ昇り、そしてまた天から地へ降りる。それによって優れたものと劣ったもの、すべての力を身に付ける。
10.その力はすべての力を超越する。なぜなら、それはあらゆる精妙で神秘的なものを支配し、あらゆる固体を貫く力だから。
11a.このようにして世界は創造された。
12. この真理を知ることによって、ここに示されている手段(または過程)の驚くべき適応(奇蹟)が生まれる。
13. 我はヘルメス・トリスメギストス。全世界の哲学の三部分をもつゆえに、この名で呼ばれる。
14.太陽の働きについての私の説明はこれで完結した。
アイザック・ニュートンがオカルト研究をしていたこと、錬金術師であり、Hermetist (ヘルメティスト)であったことが欧米諸国では知られています。
ニュートンの錬金術書を収集していた経済学者Keynes(ケインズ)は、ニュートンのことを、「 ”the first king of reason”(理性の時代の最初の偉人)ではなく、“the last of the magicians”(最後の魔術師)だ」と書き遺しているのだそうです。
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