“The soul becomes dyed with the colour of its thoughts.”
-Marcus Aurelius 'Meditations'
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1792年に出版された「自省録」の英訳本 |
ストア哲学(Stoic Philosophy) などの学識に長けていたマルクス・アウレリウスは、軍事よりも学問を好み、その智慧で国をよく治めたとしてローマ帝国時代の五賢帝の一人とされています。
マルクス・アウレリウスの著作『自省録』は、英語ではMeditationsと翻訳されていますが、ギリシャ語でのタイトルは、Τὰ εἰς ἑαυτόν Ta eis heautonで、これを直訳すると "[that which is] to himself" という意味なのだそうです。 自分自身がストア哲学などから学んだことや気づいたことを書き記したもののようです。
この“The soul becomes dyed with the colour of its thoughts.”のdyed のdyeは、「染める」と言う意味ですが、dieと発音が同じです。日本語に直訳すると、「心の中の思いの色によって、魂が染まる」というような意味でしょうか・・・ もしかしたら、マルクス・アウレリウスは、オーラや人の思いの色を見ることができたのかもしれませんね?
意訳すると・・・
「どのようなことを思い、考えているかによってその人の魂がどういう魂かがわかる」
「思いを変えれば魂も変わる」
「魂の向上を目指すものは、その思いがどういう思いであるかを常に点検せよ」
というような感じになるでしょうか?
皆さんは、これがどういう意味だと思われますか?マルクス・アウレリウスが、2000年も昔に、どんなことを考えながら書いたか気になりますね。
マルクス・アウレリウスって、悟りの人だったんですね!
ReplyDelete深~い!
プラトン哲学なども学んでいたそうですから、古代エジプトのヘルメス思想系の神秘思想も学んでいただろうと思われます。
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