
オーストラリアで生活し始めて約30年の間にいろんな経験を通して学んだことや、今海外で話題になっている情報などをご紹介しながら、読者の皆様が自然に英単語や英文に慣れ親しんでくだされば・・・というのが私の願いです。
About me
今は、毎日普通に英語を使って生活をしている私ですが、昔は相手の言っていることが聞き取れなかったり、自分の言いたいことが言えなかったりで辛い経験をしたことが何度もありました。
四国で育ったので、子供の頃はほとんど外国人に遭遇したことがなく、外国人の先生から英語を教わったこともなかったので、大学に入学して、都会の高校出身の学生との英語力の差に愕然としました。帰国子女と楽しく英語で会話している人のことが、どれだけ羨ましかったことか!
幼いころから海外に行くのが夢だったので、英語の勉強がしたくて、大学では自分の専門以外に、英語科教員になるための勉強もしました。でも、これが自分自身の英語力に対する劣等感をさらに深めることになってしまいました。
日本人が講師だった言語学や英文学は問題なかっのですが、アメリカ人が講師の米文学の授業は怖くて怖くて、先生に質問されないように小さくなって隠れていました。あてられたら、先生の質問の意味がまったく???だったので、当然ながら、どう答えていいかわからず、あの頃体験した恐怖と劣等感は、今でも忘れられません。先生の質問にペラペラ英語で答えていた米文学専攻の学生たちが、自分とはまったく違う高次元の人たちのように感じ、自分の劣等感を克服するために勉強しました。
大学4年生の夏休みには、イギリスのケンブリッジ大学の3週間の語学研修に申し込み、初めての海外旅行とホームステイを体験!英語のクラスは中級クラスでした。
大学卒業後に、シドニーのNew South Wales大学の語学研修を10週間受けましたが、そのときも中級クラス。
その後、オーストラリア人と結婚し、子育てや仕事、勉強などを通して英語を学びました。
地元のハイスクールで日本語教師をしていた時代は、最初の頃、職員会議で先生方が話している内容がチンプンカンプンで、「マサコはどう思う?」と意見を訊かれたときには本当に困りましたが、1年ぐらい勤めると、だいたい先生方が何を話しているのかがわかるようになりました。
現在は、夫のビジネスを手伝いながら、オーストラリア政府認定の臨床催眠療法士をしています。
英語でコミュニケーションするために必要なこと
私自身の経験で確信しているのは、「努力すれば、誰でも英語ができるようになる」ということです。人によって英語が使えるようになるまでにかかる時間は異なると思いますが、焦らずに毎日努力していると、必ずネイティブの人と会話できるレベルにはなりますので、どうか諦めないで、毎日少しずつ英語に触れてみてください。
英語でコミュニケーションできるようになるためには、英語力が向上するだけでは十分ではなく・・・
・Body Languageなど、言語以外のコミュニケーション力
・自我の殻を破って未知のものにチャレンジする勇気
・焦らずに日々努力し続ける忍耐力
・心優しく、ポジティブで明るく、ユーモアがあり、人から好かれる性格
・話題についていけるだけの一般常識や専門分野・興味を持っている分野の知識や豊富な経験
・異国の思想や文化、宗教などの考え方も理解しようとする心の広さと包容力
・周りの意見に流されずに、自分で考えて判断する力
なども必要です。
逆に、親切で明るくて元気活発でユーモアのセンスがあってフレンドリーな人は、英語力が足りなくても、その不足分をある程度補うことができる上、助けの手を差し伸べてくれる人に恵まれます。
それと・・・ 最初は相手の言っていることの4分の1ぐらいしか理解できないこともあると思うので、そのときに相手の言っていることを推測する勘も必要です。(私も昔は勘にずいぶん頼っていたので、そのおかげで第六感のようなものが、日本にいたときよりも磨かれたかも?)
そして何より、Relaxして英語を楽しむことが成功の秘訣!
英語を学ぶメリット
インターネットの時代ですので、意味のわかる単語の数が増えて、英文の読解力がつけば、アメリカやイギリス、オーストラリアなどで知られている精神世界に関する情報をいち早く簡単に得ることができます。
そして、自分の世界が無限に広がります。英語は世界の共通語になっているので、英語ができるようになると、世界中に旅行したり、外国人の友達を作ったり、外国人に日本の文化や思想を教えたり、海外でボランティア活動をしたり・・・・とその可能性は無限です。
それに、外国語を学ぶことが今まで使っていなかった脳の部分を刺激して脳力を鍛え、認知症予防につながるとも言われています。
世界が求める国際的な日本人リーダー
海外で長く生活をしていると、今世界が必要としているのは、日本人が古くから大切にしてきた高い精神性なのではないかと感じることがよくあります。
世界(宇宙?)の広い舞台で活躍し、この地球文明を調和と発展に導くリーダーが日本から数多く生まれてくれることを祈りながら、私が海外生活の中で得た知識を皆様とシェアすることで、わずかながらでも、そのお手伝いをさせていただきたい、と願っています。