25 March 2016

Happy Easter!?


今日は、Easter Fridayで、Jesus Christの復活を祝う復活祭の最初の日。キリスト教圏の国では、クリスマス(Jesusの生誕を祝う)に次ぐ大切な祝日です。

Easter Weekend は、移動祝日で、Easter FridayからEaster Mondayまでの4日間がPublic Holidayになるのですが、毎年どの週末がイースターになるかが違います。

春分の後の最初の満月の日の次の日曜日がイエス・キリストの復活日だと決められているからなんです。

いつをイースターにすべきかは、紀元325年に開かれた第1ニカイア公会議で正式に決められました。

初期キリスト教では、まだ教義が確立しておらず、宗派によって、キリスト論や三位一体論などについても、異なる解釈があったため、ニカイアで全キリスト教会からの代表者が集まって教義を確立し、それに反する考え方を異端として排斥することを決めました。

その公会議の議題のひとつが、イースターをいつにすべきか、ということだったんです。

Early Christian (原始キリスト教徒)がイースターを祝っていた歴史的な記述は一切なく、教会がイースターを祝い始めたのは2世紀ごろだと言われています。

ペイガン起源説について調べてみると・・・

バビロニア時代にまで戻る話もあって、それぞれ少しストーリーが違ったりして、真実が何なのかよくわかりません。 Youtube動画もいくつか観てみましたが、「Easterは異端の祭りだから教会がイースターを祝うのは止めるべきだ」という主張のちょっと怖い動画もありました。


一般に知られているのは、8世紀の神父Bedeの説で、ゲルマン族の神話の春の女神Eostre(Ostara)
に由来するというもの。

この(左)100年ぐらい前に描かれたイースターの絵からもわかるように、伝統的なイースターのお祝いには、キリスト教の色が薄く、イースターが春の訪れを祝う庶民のお祭りであることには間違いようです。


卵は、New LifeやRebirth (再誕)ウサギはFertility(多産)のシンボル(ただし、これにも諸説があります)


というわけで、欧米諸国、特に寒い地方では、長い冬が終わって春になったことを喜び祝う意味の強い祭日なのですが、南半球のオーストラリアは、四季のない地方が多いうえ、四季があるところでも、イースターは春ではなく秋。


クリスマスは真夏だし、復活祭(春祭り)は秋だし、南半球にいると、季節感が逆であまり雰囲気が出ません。

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