29 April 2016

ポロック家に起きた奇跡

イギリスのポロック家に起きた奇跡のお話です。先日ご紹介したアメリカのコブル家に起きた奇跡とよく似ていてビックリです。

1957年の5月5日に、ポロック家の娘さんジョアナちゃん(11歳)とジャックリンちゃん(6歳)が友達と一緒に教会に歩いていく途中、車が歩道にいた3人にぶつかり、3人とも亡くなってしまいました。

両親は悲しみの中、再び子供に恵まれるように神に祈りました。 父親のジョンさんは、熱心なCatholic教徒だったのですが、Reincarnationを信じていたので、亡くなったジョアナちゃんとジャックリンちゃんが生まれ変わってくるように祈ったそうです。

1年も経たないうちに母親のフローレンスさんが妊娠し、医者は、赤ちゃんが一人だと診断したのですが、ジョンさんは、亡くなった二人が双子として生まれ変わってきたことを確信していました。

1958年10月4日に、双子の女の子、ジリアンちゃんとジェニファーちゃんが誕生。

亡くなったジャックリンちゃんの額には、自転車で転んでできた傷があったそうなのですが、ジェニファーちゃんの額にも、その傷に似たBirthmarkがあり、足にもジャックリンちゃんと同じBirthmarkがあったそうです。

家族は二人が生まれて3か月後に別な町に引っ越し、4歳ごろに再び同じ町に戻ってきたそうです。その際、ジリアンとジェニファーが知らないはずの、ジャックリンとジョアナが通っていた学校のことを「私たちの学校」と呼んだりするなど、その町のことをよく知っていました。

その他、お姉ちゃん二人が生前に遊んでいた人形やぬいぐるみの名前を知っていたり、エンジンがかかったまま停車している車の横を通った時に、「車がぶつかってくる!」と怯えながら叫ぶなど、ジョアナとジャックリンの生まれ変わりだとしか思えないようなことをよく語っていた二人でしたが、その前世の記憶も、5歳ぐらいからだんだんと薄れていったそうです。








27 April 2016

幽霊に癒してもらった女性!?

少し古いですが・・・2013年の10月にイギリスで報道されたニュースです。

1975年の8月2日、当時Gall Bladder(胆のう)摘出手術後の回復が悪く、何か月もの間体調を崩していたダイアンさんは家族と一緒に避暑で来ていたNorfork地方のWorstead(ワーステッド)という村のSt.Mary's Churchに立ち寄りました。

そして、ダイアンさんがPewに座って、病気の快復を祈っている間、ご主人と息子さんは、教会の敷地内を写真を撮ったりしながら散歩したそうです。そして教会の中に戻ると、ダイアンさんがまだ祈っていたので、その様子を撮影しました。

ダイアンさんは祈っている間に、体全体がTinglingになり温かく心地よい感覚がして、気分がよくなったそうなのですが、そのことをあまり気にすることなくホリデーを終えて自宅に帰り、ホリデー中に撮影した写真のスライドショーをした際に、教会で一人で祈っていたはずのダイアンさんの後ろに映っている白っぽい服を着た女性らしき姿に気づいて、ビックリ!

翌夏に再びSt.Mary's Churchを訪ね、教会のVicarにその写真を見せると、「この教会には、『病人がいるとき白い女性(White Lady)のHealerが現れる』というLocal Legendがあるんです」と教えてくれたそうです。

ダイアンさんは、1975年のその経験以来、人生が転換し、詩を書くようになったそうです。そして、この写真を見るたびに、まるで昨日起きたことであるかのように、そのときのTingling Sensationを思い出すそうです。

このWhite LadyがGhostなのかAngelなのか私にはわかりませんが、温かい感覚があったなら、単なるGhostではなくAngelだったのではないでしょうかね?

このストーリーの詳細や写真は、英語のニュース記事をご覧ください。

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Tingling(ティングリング)は、日常生活でよく使われる言葉ですが、辞書で調べてみると、「ひりひり、ちくちく、きりきり、ぞくぞく」などと訳されていて、この場合のTinglingとは、ちょっと意味が違うような・・・ 

日本語でピッタリの言葉が思いつきませんが、瞑想しているときに、両手から気(エネルギー)が出てちょっとピリピリ(?)感じるときの、あの感覚のことです。

My hands are tingling. とか、  I feel tingling all over my body.とか言うように使います。


21 April 2016

肉体の死と永遠の魂


ヘルメス思想の人生観は、「この地上の万象万物がtransitoryであり、 impermanentである」というものです。 これは、仏教の生老病死や諸行無常の教えととても似ていて、「この世のimpermanentなものの中に、 permanentなものを発見する」ことがこの世での大切な魂修行であるという考え方です。
"The Hermetica"の中から、「DeathとImmortality」について語られている部分の一部を訳してみました。 「亡くなった人の心の性質によってそれぞれに合った(波長が同じ)世界に行く。清らかで善なる魂だけが天上界へ行ける」という思想は、古代エジプト時代には、すでに文書として書き記されていたんですね。この思想は、「キリスト教徒だけが天国に行ける」という思想がヨーロッパを中心に広がる中、異端で危険な思想とされましたが、それでも砂漠の下を流れている地下水のように絶えることなく流れ続け、人々の心を潤してきました。


肉体の死と永遠の魂

生成の終わりが破壊のはじまり。
破壊の終わりが生成のはじまり。

地球上の万物は必ず破壊される。
破壊なしで創造はなし。
新しいものは古いものから生まれる。

人間にとって、時間は破壊者。
しかし、宇宙にとっては
時間は永遠に回転し続ける輪のようなもの。

物質的な形態は
現れては消えていく幻。
変化し続ける存在を、‘実在’と呼べるのか?

しかし、このはかない幻の存在は
目に見えない永遠なる実在から生まれる。

この世に生まれるということは、生命の始まりではなく
個別の意識の始まりにすぎない。

別な状態に変化することは死ではなく
その個別の意識の終わりにすぎない。

この真理を知る者は少なく、
死があらゆる悪の中で最も恐れるべきものだと信じる者は多い。

しかし死は
使い古した肉体の分解にしか過ぎないのだ。

この世での使命を果たし終わったものは、物質的な束縛から解放され、
心が浄化されて本来の神性を取り戻す。

肉体を脱ぎ捨てた後、
心はあらゆるこの世的な穢れから解き放たれて
本来の神々しい輝きを取り戻すのだ。

肉体を脱ぎ捨てて幽体をまとった魂は、
その人生の行いや思いに応じて
裁かれ、罰せられることになる。

魂は皆同じところへ行くわけでなく
無原則にあちこちに行くわけでもない。
それぞれの魂は
それぞれの性質に合った世界へ行くのだ。

善なる魂のみが
精神性が高く聖なる性質をもつ。
誰も傷つけたことなく
創造主を信じた魂は、
肉体を脱ぎ捨てた後に
光の体に宿る霊となって創造主に仕える。

人間の体が分解されるとき
まず物質的肉体が変化して見えなくなる。

活力エネルギーは大気に取り込まれ
肉体的感覚は宇宙に還り
新しく組み替えられて
別な用途に使われる。

そして魂は天の階層を登っていく。
第1層では、成長と腐敗から解放され、
第2層では、邪悪さやズルさ
第3層では、色欲と人間を惑わす欲望
第4層では、傲慢
第5層では、極端なずうずうしさや軽率
第6層では、貪りの心
第7層では、嘘・だまし・偽り
から解き放たれる

これら全てから解き放たれた魂は
本来の霊的力が蘇り
第8層へと昇っていく。
迎えの者たちと共に喜びあい、
天なる父への賛美歌を歌いながら。

第8層より上層世界にいる神々は
褒め讃えながら、それぞれの魂に呼びかける。
「神々にすべてを任せ、創造主と一体となり、自らが神となりなさい」

これが最高の善なり。
これが真なる智慧の極致なり。

不滅の魂に目覚め、自らも神となった魂は、
自らの魂の輝かしい勝利を
神々と共に踊り、歌い祝う。

8 April 2016

父島沖で戦死したパイロットの生まれ変わり!②

ジェームスは、自分の操縦する戦闘機が最後に飛び立った空母の名前、戦友たちの名前を詳細に覚えていました。

戦闘機のエンジンに弾があたって墜落し、炎上した機体に閉じ込められたまま亡くなったときの様子なども、当時の様子を目撃した人の証言とまったく同じだったそうです。

前世でのお姉さんアニーが、弟の遺品をジェームスにプレゼントしたとき、その中にお母さんが弟が2歳のときに描いた絵があったそうなのですが、

その絵を見たジェームスが、「お母さんが描いたアニーの絵は?」と訊ねたそうです。お母さんが、アニーが2歳のときにも、同じような絵を描いたそうなんですが、その話は、家族しか知らないことでした。


ジェームスの家族は、父島へ行き、James Hustonの魂を弔う儀式を行いました。

James Huston が亡くなった場所へ行き、深い悲しみで泣き崩れたジェームス君でしたが、それがClosureになり、Unfinished Business(思い残したこと、やり残したこと)を終えることができたのか、その後悪夢で死の恐怖にうなされることがなくなり、ジェームスの描く絵も、戦闘のシーンから、平和的なものになったのだそうです。




動画の中にあった11歳のジェームス君からのメッセージ・・・

I hope that it helps people understand the meaning of how precious life is....how fast it can just blow away.....and I also hope that it'll open people's eyes up to the fact that reincarnation can happen ... it is a possibility and  it's not a lie.

僕のこのストーリーが、「命がどんなに尊いものなのかということ、人生があっという間に終わってしまうということ、転生輪廻が嘘ではなく事実だということを皆さんに理解していただく助けになることを願っています。

6 April 2016

父島沖で戦死したパイロットの生まれ変わり①

(2年前にアメブロで掲載した記事を再編集したものです)

新聞の記事になったりTV番組で紹介されたことのある有名な話なので、ご存知な方も多いと思いますが・・・

欧米で転生輪廻が真実であるかどうかが議論される際に、転生輪廻を信じる人たちがそのEvidenceとしてよくとりあげる実例です。

Reincarnation のCycleは、平均300年ぐらいだと言われていますが、戦争や事故などで若くして亡くなった場合や、特別な使命があって生まれ変わる場合、幼くして病気で亡くなった場合などには、数年から数十年後に生まれ変わることがあることが知られています。

World War II時、21歳の若さで戦死した米軍パイロットのJames Huston Jr.の場合は、約60年後にJames Leiningerとして生まれ変わってきました。

James君は、2歳ごろから、戦闘機が爆弾を落としたり、パイロットがバラシュートで落下したりしている絵を描きはじめたそうです。

この絵は、3歳のときに描いた絵。



まだ3歳なので自分の名前が書けるはずがないのに、「James 3」と書き、両親を驚かせました。お父さんが、「どうしてJames 3なの?」と訊ねたら、「僕は3人目のJamesだから」と答えたのだそうです。

お父さんは敬虔なChristianで、転生輪廻を信じていなかったので、Jamesの語るJames Hustonとしての人生が彼の前世ではないことを証明するために、James Hustonのときの記憶を検証する作業を始めました。

ところが、戦闘機が墜落した場所やそのときの状況、戦友や家族の名前、その他諸々の詳細が完全に一致したうえ、James Hustonでなければ知るはずのない事実も、Jamesが知っていたため、生まれ変わりを認めざるをえなかったのだそうです。

 
(James Hustonのお姉さんに会ったときの写真左と、James Huston と二人のお姉さん写真右)

ジェームスが前世でのお姉さんアンさんに初めて会ったとき、アンさんのことを、「アン」ではなく、「アニー」(James Hustonは生前、お姉さんをアニーと呼んでいた)と呼び、「もう一人年上のお姉さんがいたはずだけど・・」と語ったそうです。


(次回に続く・・・)

3 April 2016

人間の創造について

日本ではあまり知られていませんが、15世紀にイタリアのフローレンスを中心に起きたRenaissance"が起きたのは、ヘルメス文書が発見されたことがきっかけでした。Renaissanceは、「再生」「復興」という意味ですが、これは、「ヘルメス思想をもとにした高度な精神学問・芸術の復興」を意味しています。

The Hermeticaの著者は、こう語っています。
".....the writings attributed to Hermes/Thoth have been immensely important in the history of Western thought. "

キリスト教の教会による異端審判などが原因で、ヘルメス思想はルネッサンス後、表に出られない陰の存在となってしまいましたが、神秘思想として西洋の偉人たちをinspire し続けてきました。

The Hermeticaの中から、創造について語っている箇所を翻訳してみました。「真理」というものは、まったく古くならないものですね。


創造について深く考える

神に願いなさい。
あなたの意識を神の光が照らし、
その崇高なる御姿を
想いとしてつかむ力を与えるように。
目に見えないものは、
同じように目に見えない想念でしか
見ることができない。

想念を見ることができないのに
神を見ることができると思うのか。
しかし、自分の心で神を見ようとするならば
神はためらうことなく
あなたの前に現れる。
神は大宇宙の万物を通して
その御姿を現す。
そうすることによって、
あなたがた人間が、
神の姿を目で見ることができるから。
両手でつかむことができるから。

想いを通して心を知ることが
できるのと同じように
創造物を通して創造主を知ることができる。
これが創造の目的。
神は常に創造し続けている。
だから常に神を見ることができる。
我々は父なる神を知ることができる事実を
知り、驚き、感謝すべし。

神を知りたくば
神について深く思慧すべし。
神をその目で見たくば
宇宙の精妙なる秩序を見るがよい。

少し考えてみなさい。
あなたが子宮の中でどう創られたかを。
その巧みな技術に思いを馳せ
神の御姿に似たそんな美しい姿を
誰が創ったかを考えてみよ。
誰が丸い目を描いたのか。
誰が鼻や耳に穴を開けたのか。
誰が筋肉を作って
それらをしっかりと結び繋いだのか。
誰が骨を組み、肉を皮で包んだのか。
誰が指を一本一本に分け
足の裏を平らにしたのか、
誰が体の美しさを外に出し
醜い内臓を中に隠したのか。
ひとりの人間を創るために
どれだけ多くの巧みな工夫がされているのか。
彫像や肖像画は
彫刻家や画家なしには生まれない。
なのに、このような崇高な作品に
造物主がいないというのか。